NEXOのレンタルパートナーであるVDB-PA社は、ルーヴェンで毎年開催されるニューイヤーパーティーにSTMシステムを導入しました。今年のイベントでは形式が変更され、いくつかの興味深い新しい課題が提示されました。
昨年、DJタワーはOude Marketの中央に設置され、幅30m×奥行き60mの2つの観客エリアが出現しました。今年はタワーが長辺の中央に配置され、幅120m、奥行きわずか30mの観客エリアが形成されました。
システム・デザイナー兼技術者のLennert Van de Velde氏によれば、「この挑戦は、場所に関係なく、できるだけ多くの人が楽しめるステージからのステレオサウンドによりクラブにいる雰囲気を作り出すことでした。」
「私たちは、各6台のNEXO STM M48メインモジュール+B112ベースモジュールのフライングを互いに直角に広場に飛ばし、さらに6 台のSTM M28モジュールのフライングのペアを広場の左端と右端にも直角に飛ばし、これを実現しました。これらのアレイのうち1つはディレイで、もう1つはLRの信号を客席に再生しました。」
「可能な限り多くの観客に最高のステレオイメージとコヒーレンスを提供するために、最適なディレイタイムを設定することが重要でした。」
Lennert氏が説明するように、8インチ x2 のM28の特長である、高出力、ロングスローは、このような要求の厳しいイベント用のシステムを設計する上で大きな利点であることが証明されました。
「M28は非常に軽量でコンパクトなので、吊り点となる1本のビームにアレイを背中合わせに設置することができました。」
DJタワーの周辺は、NEXO P12ポイントソース・スピーカーでカバーされ、VDB-PA社のNEXO Alpha Eシステムは、発売から25年経った今でも現役で活躍しています。
タワー周辺のスペースが限られていたため、NEXO STM S118サブウーファーを24台並べて配置し、パワーと分散制御の最適なバランスを実現するため、3台当たり1台を後方に向けて配置しました。
「システムはヘッドルームに余裕があり、広場の隅々までとても良い音で響き、観客とDJから素晴らしいフィードバックを得ました。NEXO STMシステムはとても良いパフォーマンスを発揮してくれました。このようなユニークなイベントに参加させてくれたVDB-PA社にとても感謝しています。」