“我々は顧客に予算がある時は、それに対してNEXOとして最良なテクニカルソリューションが提供できることを常に念頭に置いています。これがスタジアムの契約を勝ち続けている方法だと言えます。NEXOは安い物ではありませんが、投資に対して極めて優れた価値をもたらします。我々は如何にしてユーザーに利益をもたらせるかに創造性を集中しています。”
2015年よりNEXOはエンジニアリングサポート部門に新たなリソースの投入を開始して、François Deffargesの指揮の下、チームのエンジニアは2倍になりました。“これは我々のブランドへの付加価値を上げるための非常に重要なステップでした。常に良いサポートを提供する姿勢は変わりませんが、この変革によってよりプロフェッショナルなサービスが合理的に提供できるようになりました。これはNEXOが活動する市場においては非常に重要です。サービスにおいて妥協を許さないヤマハの子会社であるため、我々もゴールドスタンダードともいえるその基準に沿っています。
NEXOのエンジアリングサポート(以下ES)が提供するサービスは、クライアントと初期設計から最終調整まで、例えれば‘頭からつま先まで’全てになります。それぞれのクライアントに適したソフトウェアツールを用いてESチームは、システム設計から始まり、テクニカルサポート、分析や診断、リモートやカスタムコントロールの検討そして調整に至ります。多くの場合、プロジェクトはNEXOのシステムエンジニアのデスクからスタートし、ES部門のエンジニアが実際の現場でシステムの動作確認と調整を行って完了となります。その過程でNEXOのエンジニアは、世界的に知られる音響コンサルタントやシステムインテグレーター、各地の建設会社、金具メーカー他スクリーンや照明、IT、安全に関わる機器等多くの他業種のサプライヤーやスペシャリスト達とコラボレートしながら進めます。
“我々のシステムモデリングと予測を行うソフトウェアのツールキットの中で重要なパートを担うのが設計段階でシステム間の相互作用が確認できるNS-1です。NeMoのようなソフトウェアはユーザー自身が使用される会場での相互作用を確認できるソフトウェアです。NeMoはユーザーの皆さんとシステム間の重要な部分を直感的に素早く扱えるようにとても使いやすい設計となっています。これは例えば、スタジアム全体を極めて簡単にコントロールできるようなユーザーインターフェースをカスタムページに作成る等の多くがオフラインで事前に作成しておくことが可能です。10年から20年前にこれらは特注のソフトウェアを用意する必要がありましたが、今日では我々にはその必要は何もありません!NeMoはどなたでもAppStoreから無料でダウンロード頂けます。
現在のコロナ渦による安全制限によってライブエンターテインメント市場が深刻な影響を受けているため、この市場の多くのサプライヤー(メーカー、システムデザイナー、制作会社)はスポーツ市場に新しい活路を見出すことを余儀なくされています。その為ユーザーの皆さんもそれらに備えて例え大規模なコンサートイベントでも従来のステレオL/Rの構成とスポーツスペースに適した構成「ラウンド形式」では本質的に全く異なる設計基準に基づいていることを気に留めておいていただく必要があります。これらはビヨンセやU2に関連してコンサートツアリングサウンドシステムを供給すような煌びやかで魅力的なこととは関係無く、大型のスタジアムでの固定設備には全く異なる経験や技術のパッケージが求められます。
NEXOの卓越した実績は、有名なスポーツ会場で最も経験豊富なスペシャリストサプライヤーの中の1社として知られています。All-England Lawn Tennis Club(英、通称ウインブルドン)、Stade Roland Garros(仏 パリ)、Etihad Stadium(英 マンチェスター)、Stade de France(仏 パリ)、Optus Stadium(豪 パース)、豊田スタジアム(日本)、Croke Park(アイルランド ダブリン)等での実績は多くの納入先のリストから世界的に著名な一部を例として挙げただけに過ぎません。
NEXOのサウンドリインフォースメントソリューションへの製品レンジは小型な密接な空間に適するポイントソースキャビネットから1,000から10,000人の観客を収容するようなスタジアムやアリーナに適する完全なラインアレイレンジまで用意されています。設計と生産をフランスで行っているNEXOのスピーカーは優れた明瞭性と音楽性は固定設備の環境に最適です。
建築部門の方々にとって最も重要なこととして、NEXOは世界的に強い基盤を持つ日本のヤマハコーポレーションの戦略的なビジネスユニットとして過去12年間活動しています。これによって堅実なサプライヤーとの提携によるセキュリティと安心は、サプライチェーンが脆弱になる可能性がある現在のような困難な時期には強みを発揮できると考えています。