ベトナムにある大型のカトリック教会は、難しい音響環境の解決を模索していましたが、Bap Duong社の施工によりエレガントなNEXOポイントソースSRシステムで課題を解決しました。
ベトナムの首都、ホーチミンから北に約35kmに位置するドンナイ省にあるVuon Ngoは歴史があり、約1,200人の礼拝者を収容可能な大型の礼拝所です。この礼拝所は、集まる礼拝者の頭上、高い場所に美しいアーチ型の木製天井がそびえていますが、これにより残響の減衰時間が4-5秒も掛かることで問題が生じていました。以前の音響システムでは、明瞭なスピーチの再生が困難であり、聖歌隊の音を伝えることにも苦心していました。
古典的な建造物であるため、施工会社であるBao Duong社ではラインアレイソリューションの提案ができませんでした。その代わりに提案されたのがコンパクトなポイントソーススピーカーであるNEXOのPSシリーズでした。
8インチキャビネットのPS8 6台を信徒席中央に対して横壁にマウントされ、他に4台のキャビネットと補完用の若干大型のPS10モデル2台が礼拝式が行われるエリアに向けてマウントされ、聖歌隊のモニターとしての使用も兼ねています。システム全体はNXAMP4x1MK2とNXAMP4x2MK2が各1台、たった2台のアンプで駆動されています。
Bao Duong社は他にも教会の機材、聖歌隊用のマイクをゼンハイザーMk4、説教とスピーチ位置のマイクをE945にアップグレードしました。
“このシステムは、教会の要件を完全に満たしています。”とBao Duong社のオーディオエンジニアであるTu Pham氏が語ります。聖歌隊の歌声は完璧に拡声され、教会内の全てのスピーチが非常に明瞭性に優れる結果となりました。