WONDERFRUITフェスティバルでSTM成功の方程式再び
WONDERFRUITフェスティバルでSTM成功の方程式再び

WONDERFRUITフェスティバルでSTM成功の方程式再び

1月 2021 | NEWS | Live Events | STM | Thailand

現在のパンデミックの状況下において、音楽ライブのフェスティバルが成功裏に行われたというニュースを聞くことは非常に稀だと思われますが、プロモーターMooban Wonder社は、健康と安全の制約下でありながら12月の殆どの日程を使ってWonderfruitフェスティバルを開催する決断をしました。

音響会社Mr Team Productions社は、2014年から同フェスにSRシステム、NEXO STMを提供しています。5週間に渡って行われた2020年のフェスはタイ、パタヤにあるSiam Country Clubで行われました。同社のPok Sutat Kohkiat氏と彼のチームは制限された観客数、減少された観客エリアに音響システム設計を合わせる必要がありました。

“Wonderfruitは海外からの観客も多く来場します。”とPok氏。“東南アジア全域からこのイベントに多くの観客が来場します。これは出演者のクオリティと芸術、工芸、料理やヨガ教室等、ライブ音楽以外にも多様なエンターテインメント性を持った上質なフェスティバルとなっているからです。

“そのため基準が高く、我々のスタッフも世界中から集結する出演者のクオリティの高さに驚くことも少なくありません。このような出演者は、普段仕事を一緒にしているエンジニアと共に来られるので我々は40以上のテクニカルライダーに目を通さなければなりません。”

“今年は初めてS118サブウーファーもSTMシリーズと共にフライングしたメインPAとしました。FOHポジションから最後部までの距離が40mと例年に比べ客席エリアのサイズが小さくなり、ステージ高も低くなったため、サブウーファーアレイの設置スペースがありませんでした。そのためオムニモードのS118 16台を片側6メイン、ベースで構成されたSTMシリーズのメインアレイと共にフライング設置しました。更にフロントフィルも必要だったのでNEXOのアルファをルーフから下向きに吊り下げましたが非常に良い結果が得られました。”アルファは他にもサイドフィルでも使用され、PS15も12台ステージモニターとしてYamaha PM5Dモニターコンソールと共に使用されました。

Mr Team Productions社はメインのBaan Sabaiライブステージの他にもDJテントBaan Araiの音響全般を請け負いました。そのため他にもNEXOアルファをSTM B112ベースキャビネットとS2サブウーファーと組み合わせて供給しました。他にもSingha’s ZigguratとBaan Moonismの2つのDJステージでもNEXO PS15が使用され、さらにフェスの食堂でもID24が使用されエンターテインメントに彩を添えました。

イベント全ての参加者とMooban Wonder社の関係者はタイ政府によるCOVID感染防止ルールの下、体温測定、手指の消毒とマスク着用が義務付けられて行われましたが、来場者の数がキャパシティの30%まで減少してしまったため、残念ながらMooban Wonder社は数回の週末を残し中止を決断しました。

“今年の開催の可否については、ワクチンの動向次第に依存されている感じです。”とPok氏。“Mr Team社では、政府主導のプロジェクトやビデオマッピング、美術館や展示会のプロジェクトや設備の施工など今まで請け負ったことのない新しい分野の仕事にも幅を拡げています。感染状況が改善されたら小型のイベントは再開されると信じています。その時には新たな成長の兆しがきっと見えるはずです。”

詳細な情報は以下を参照ください。(英語)
www.mrteam.co.th